縁のなかった兄弟の死去の連絡を受けて、預金口座の相続手続きをしたケース
状況
依頼者に対し、首都圏に住んでいた男性が亡くなったとの連絡が現地役所からありました。
依頼者によると名前も聞いたことのない男性でしたが、調べると現地公営住宅で独り暮らしをしており、役所が調査した所、唯一の相続人として腹違いの兄弟である依頼者に連絡が来た、とのことで、どうすればいいかと当事務所に相談に来られたケースです。
役所からの通知には、遺品として預金通帳等があったとのことで、それらも送られてきておりました。
都銀から地元金融機関など数冊ありましたが、古い通帳もあり、口座が現存するかわからないところもありました。
司法書士の提案&お手伝い
まずは、本当に相続人が依頼者だけか、依頼を受け戸籍を調査しました。
その上で、委任を受け当職が現地を訪問し、役所から具体的状況を確認したほか、被相続人宅周辺の金融機関をすべて訪問し、他に口座が残っていないか確認しました。
結果
金融機関とは窓口及び郵送でやり取りを行い、預金全額を解約し依頼者に渡すことができ、大変喜ばれました。
公営住宅退去費用及び火葬費については、部屋に残っていた現金で役所側が対応したとのことでした。
今後、このような孤独死に対応する業務も増加することが予想されますが、その際も誠心誠意対応させていただきます。